おいしいたくあん漬けの作り方<冬のおすすめ>

漬物の味は“塩”で決まる!
旬野菜の漬物を食べよう!

初冬は、たくあん漬けの季節。キッチンで手軽にできる裏ワザで本格たくあん漬けにトライ!
本来はダイコン1本を丸ごと干すのが基本ですが、ここでは半割りにして、干す時間と漬ける時間を短縮しながら、味は本格的という、おすすめの漬け方をご紹介します。

割り干しダイコンの簡単たくあん

材料
・ダイコン 干す前で約2kg、干し上がりで1kg。(ダイコンは天日で干すと水分が減って軽くなります。)
・ぬか 600g
・「海の精 漬物塩」60g(干し上がったダイコンの重量の6%)
・塩水(6%) 水2と1/2カップ+「海の精 漬物塩」30g
・赤トウガラシ 1本
・コンブ 10cm角
・重石 2kg

作り方

1.

ダイコンを1/2の長さに切り、さらに縦半分に切って、ザルに広げて風通しのよい場所で干す。
*干し加減の目安は1週間程度。ダイコンが手で折り曲げられるくらい(重量が半分になるくらい)干します。気温が高いと干し加減が悪くなるので、空気が乾燥している12~2月くらいが適した時期です。

2.

ボウルにぬかと塩60gを入れて、全体をまんべんなく混ぜ合わせる。

3.

水2と1/2カップに塩30gを溶かし入れた塩水を2のぬかに加え、手で混ぜこねる。
*手で持ってポロポロとしているくらいまでこねればOK。

4.
干したダイコンは、まな板の上に転がしてもむ。

5.

3のぬか床を容器(画像の容器は17cm×21cm×高さ13cmのホーロー製です)の底に1cm厚くらいしきつめ、半量のコンブと小口切りした赤トウガラシを散らす。

6.
ダイコンをきっちり一段並べて、ぬか床をダイコンが見えなくなるまで入れて、残りの半量のコンブと赤トウガラシを散らす。
*ほかにも、好みで柿やリンゴの皮を干して入れても、風味がプラスされて、おいしく漬けることができます。2~3日で乾燥するので、ダイコンを干すときに一緒に準備しておきましょう。

7.

干しダイコンがまだある場合は、もう一段同じことを繰り返し、最後に残りのぬか床を全部入れて表面をおおい、力をかけて全体を押しつけ、空気をぬく。

8.

上に塩(分量外)をふり、木の落としぶたをして重石をのせ、冷暗所におく。

9.

5日くらいで水分が上がってきたら、重石を半分にする。
*漬けはじめて1週間後くらいから食べられます。塩分が少なめな分、発酵が進みやすいので、2週間以降は冷蔵庫で保存してください。

海の精 漬物塩

海の精 漬物塩(国産)

「海の精 漬物塩」1.5kg 3,240円(税込)

「海の精 あらしお」と同じ生産工程でできた製品です。溶けるのに時間がかかる塩の固まりが入っていることがありますが、価格がお得で、時間をかけて発酵熟成させる漬物などに向いている、お得な「あらしお」です。

漬物の味は“塩”で決まります。漬物の味を左右するだけでなく、発酵にも深く関わっています。

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