松田優正さま (松田のマヨネーズ)

発売開始から20年以上、こだわりの自然素材で作るマヨネーズとしてファンの心をガッチリつかんでいる「松田のマヨネーズ」。

自然食品店を経営していた松田優正さんが、このマヨネーズを作るきっかけは、お店で扱っていた平飼いの卵が、余ったことから。卵をなんとか生かしたい。なにか卵で作ろうと調べていくうちに、「そうだマヨネーズだ!」と思いたったのが始まりとか。
とはいえ、マヨネーズには卵以外の材料も必要。油、酢、塩……そのどれも、卵と同様に自然がいい。材料、ひとつずつ選んでは試す試行錯誤の連続。

自然で選べば塩は海の精

その中で、塩は最初から「海の精」をチョイス。その理由は「塩も自然を大切にしたかった」から。
「炊き直した塩は加工塩でしょ。『海の精』は海水を天日で干してて、平釜で煮つめている。昔からの製法で、味もいい。塩はこれしかありませんでした」
混ぜないもの、精製していないもの、自然にそった素直な素材が一番!という松田さん。材料も製造工程も、自分自身が納得したものだけを使用。それは昔も今も変わっていません。

いい材料を使っているのにマヨネーズと呼べない!?

自然食品店ルートで売られていたこのマヨネーズが、世の中に広く知れ渡った事件が起こりました。表示法の改正です。
市販のマヨネーズの味に慣れた人にも「おいしい!」と言わせたいと思った松田さんは、マヨネーズにちょっとだけ甘みを入れています。とはいえ、砂糖ではなく、自然の蜂蜜。コクが出て、ぐっとまろやかになったそうです。

いい卵に、いい酢、いい油、いい塩そして、いい蜂蜜……。松田のマヨネーズは、子どもから大人まで、誰が食べてもおいしいと大人気になったのです。

「松田のマヨネーズは『マヨネーズだ』!の会」!?

ところがある日突然、“JAS規格で定められたマヨネーズの原材料には、蜂蜜は入っていない”という理由で、マヨネーズとは名乗れない、という通達が届くのです。
いいものを使っておいしく作っているのに、まがい物扱いされるのはおかしい。松田さんは信念を持って農水省と折衝を続けます。そうこうするうち、「松田のマヨネーズは『マヨネーズだ』!の会」が発足したのです。

この理不尽な話がテレビで放映され、新聞・雑誌で報道されるごとに、応援してくれるファンが増えていきました。そしてとうとう2009年春、JAS規格が変更になり、晴れて、元通り、マヨネーズと名乗れることになったのです。

「おかげさまで”マヨネーズ”です」

現在の商品パッケージ裏面には「おかげさまで”マヨネーズ”です」。この言葉が松田さんの苦労を物語ります。現在の原料は、平飼い鶏の有精卵、圧搾絞りのなたね油、国産のリンゴ果汁で発酵させたリンゴ酢、甘みは蜂が集めた蜂蜜、そして極めつけは伝統海塩「海の精」です。

「そのままでモチロンおいしいし、焼けばグラタン風になるからトーストやピザに塗って焼くのもおすすめです」と松田さん。まろやかな風味にバランスよく整ったほどよい塩分。こんなこだわり素材のマヨネーズは、学校給食やサンドイッチ屋さん、有名ホテルでも使われています。

松田のマヨネーズ(辛口、甘口)

どちらも 300g 480円

原材料(辛口・甘口とも共通)

なたね油、卵、りんご酢、塩(海の精)、蜂蜜、

香辛料(マスタード、白コショウ)

*甘口は蜂蜜が多めです。

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漆喰に土を混ぜて塗ったという外壁。以前、ここで玄米菜食やピザを出していました。今は残念ながらお休み中。


埼玉県の神川町(旧神泉村)に越して15年に。畑では自分たちが食べる野菜や小麦を育てています。


「自然を大切にしたい」が信条の松田さん。自然体で作ったマヨネーズは甘口と辛口の2種類があります。



商品デザインはイラストレーターの和田誠さんによるもの。自然食品店時代に、奥さまの平野レミさんと親しくなり、自宅へ野菜を届けていたのがきっかけで、頼んで描いてもらったそうです。「お礼はマヨネーズでした(笑)」