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「海の晶」ができるまで
〜 日本では希少な天日結晶塩 〜

天日だけで結晶させた所は、雨や湿気の多い日本にはありませんでしたが、
1977年、日本食用塩研究会が開発したオリジナル製法によって誕生しました。
大量生産された海外の天日塩とは成分が異なり、味もまろやかです。

伊豆大島    

「海の晶」のふるさとは太平洋に浮かぶ小さな島、清らかな海に囲まれた伊豆大島です。そのなかの国立公園内で、清麗な海水100%を原料に塩づくりをしています。
― 自然エネルギーを生かしたエコ製法 ―
ステップ1 < 天日で海水を濃縮 >   

伊豆大島の西南部の海岸沿いに“ネット式立体塩田”がそびえ立っています。太陽の光が降りそそぎ、風が吹き抜ける塩田の中にネットを張り巡らせて、汲み上げた海水を流します。繰り返し流すことで、自然の力で水分を蒸発させて海水を濃縮していきます。
ネット式立体塩田〕 
ここまでの工程は、自然海塩「海の精」と同じです。
「海の精」はこの後、釜で炊き上げますが、「海の晶」は
さらに天日で海水の水分を蒸発させて結晶化していきます。
ステップ2 < 温室で天日結晶化 >  

塩田でつくられた濃縮海水を、ガラス温室の中の結晶箱に注ぎます。太陽熱によって、さらに水分が蒸発し、海水中のミネラルが塩の結晶として出てきます。

海外の大量生産の天日塩とは違い、結晶箱ごとに少量ずつ手間をかけて水分を蒸発させるため、ニガリ成分を適度に含んだ結晶になります。
ナトリウムだけでなく、マグネシウムやカルシウム、カリウムなどの少量微量の成分を含むので、まろやかな味わいの天日塩なのです。

天日温室〕 
太陽熱を利用して結晶化しているので、
粒の大きさや生産量は季節によって
異なります。
ステップ3 < 塩とニガリを分離 >  

結晶箱の中で、塩の結晶は水分や未結晶のニガリ成分と混ざった状態になります。これを脱汁して、塩とニガリを分けます。
分離された液体は、豆腐づくりなどに使われるニガリ液。塩にもニガリ液にも海水中の様々なミネラルが含まれています。
 
ステップ4 < 検品・包装 > 

「海の晶」は、ザラメ状の大粒の結晶です。湿度調整された室内で、塩を丹念に検品しながら衛生的に包装していきます。

こうして、自然の力を借り、手間を重ねてようやく自然海塩「海の晶」が誕生するのです。


海水からつくった天日塩だからと言って、ミネラルの種類や量が多いとは限りません。日本に大量輸入されているオーストラリアやメキシコの天日塩には、塩化ナトリウム以外の成分が0.5%も含まれていません。他の天日塩も1〜2%程度のものがほとんどです。マグネシウムやカルシウム、カリウムなどのミネラル分を適度に含む天日塩をつくるには手間と技術が必要なのです。
雨や湿気の多い日本では、天日結晶塩はとても希少な存在です。「海の晶」は少量ずつ手間をかけ、マグネシウムやカルシウム、カリウムなどのミネラル分を適度に含むように結晶化しています。粒がザラメ状で大きく、直接舐めた場合にはよりまろやかな味として感じられます。飾り塩や日本酒のおとも、そのまま塩味を楽しむ料理などにおすすめです。




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