塩製品 Q&A

「海の精」は、ほかの塩とどこが違うの?

塩の産地、原料、製法、成分、味などは、さまざまです。「海の精」の産地は、離島・伊豆大島。原料は、黒潮が運ぶ清らかな海水100%。製法は、2種類あります。1つは、日本の伝統製法で、天日で濃縮して、平釜で結晶します。もう1つは、日本では歴史的にも珍しい製法で、天日で濃縮して、天日で結晶します。どちらの製法も、現代の日本ではほとんど例のないものです。

成分は、ナトリウムのほかに、生命保持に欠かせないカルシウム・マグネシウム・カリウムといった、少量微量の無機元素を含んでいます。味は、塩辛さをもたらす塩化ナトリウムのほかに、甘さ・旨さ・コク・キレをもたらす他の無機塩類を、5~6パーセントも含んでいます。製法だけでなく成分や味も、1972年の塩田の廃止とともに失われた日本の伝統を継承するもので、現在ではきわめて希少な存在です。

 「海の精」には4種類ありますが、どう使い分けるの?

塩ですから、この用途にしか使えない、というような厳密な使い分け方はありませんが、次の表を参考に、使い勝手の良さと、お好みの味でお選びください。

商品名 作り方の特徴 おすすめの使い方
海の精 あらしお 平釜で結晶させてから、おいしい塩類バランスになるよう、にがり成分を残して脱汁しました。 おむすび、ごはん、汁もの、煮もの、塩もみ、浅漬け、漬物、梅干、味噌などに。
海の精 あらしおドライ 「海の精 あらしお」のおいしい塩類バランスはそのままに、低温の温風でほどよく乾燥しています。 下味づけ、焼きもの、炒めもの、蒸しものなど、ぱらぱらと振りかける用途に。
海の精 やきしお ニガリ成分の多い「海の精 あらしお」を、600度C以上の高温で焼き上げ、湿気ないようにしています。 食卓塩、ごま塩、ふりかけ、揚げもの、目玉焼き、サラダなど、湿気をきらう用途に。
海の精 ほししお 火を加えないで、天日温室の結晶箱で少量ずつ、日々の手間と時間をかけて、ゆっくり結晶させています。 吸いもの、寿司や天ぷらのつけ塩、お菓子の飾り塩、日本酒のつまみ塩として。

塩には、なぜ賞味期限がないの?

塩は、品質の変化がない無機物だけでできていて、賞味に変化がありません。だから、商品への賞味期限の表示義務がありません。品質の劣化がほとんどないといわれる、砂糖、グルタミン酸ナトリウム、アイスクリームなども、表示義務が免除されています。

「海の精」の上手な保存方法は?

「海の精」も他の塩と同じく、温度によって劣化することはありませんので、常温で保管してください。ただし、「海の精」には、潮解性(空気中の水分を吸って溶ける性質)のあるニガリ成分が多く含まれていますので、使い勝手を維持するために、湿気と乾燥にご注意ください。

開封後は、必要量を密封容器に入れて、残りは袋の口をしっかり閉めて、湿気のないところに保管してください。万一、湿気ても成分に変化はありませんので、そのままご使用いただけます。また、湿気たものが乾燥すると固結することがありますが、くだいてご使用いただけます。

 「海の精」は、岩塩となにが違うの?

岩塩は、長い年月をかけて海水中の塩類が層状に結晶した地層から、塩化ナトリウムの部分を採掘したものです。異物の少ない良質なものほど塩化ナトリウムの純度が高く、成分は精製された塩に近いのです。口に含むと、粒が大きいので溶けるまでに時間がかかり、まろやかな味に感じることもありますが、細かく粉砕してなめると、とても塩辛く感じます。

岩塩は無機塩類(ミネラル)豊富と思われがちですが、ふつうの岩塩は塩化ナトリウムの純度は高く、それ以外の無機塩類はあまり含まれていないのです。